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2016.09.22

河口湖ミューズ館 与勇輝館

与勇輝館を見るのは2回目です。

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その人形に惹かれるのは、立つこと、不自然な笑顔のないこと

館内の説明に書かれていたことを紹介します。

「立つこと」
 
 重りもないのになぜ人形は立っているのでしょう?
 
 作者は「人間が立っている理屈と同じ」と答えます。
 
 「特殊な体型やポーズは別として、デッサンをしっかりとして丈夫につくれば、力学的にも人間と同じように立つ」と。
 
 デッサンと言っても実際にスケッチをするわけではありません。
 
作者のデッサンは頭の中。いつも無意識にアンテナを張り巡らせ、動いている子どもの一瞬の表情、仕草を素早く頭の中でスケッチし、インプットしています。そのため、つくりたい人形のイメージが浮かんだらなるべく早くそれを形にしなければならず、立体に表現する技術をいつも磨いていなければならないそうです。
 
 作者にとって「立たないということは、人形として生きていない」のです。
 
「笑顔」
 
 自然に動物的につくることを心がけている作者の作品には、にっこりとした笑顔がありません。笑う顔は一瞬の表情。「ずっと笑わせておくと疲れてしまうだろうし、無理に笑わせても媚を売っているようで好ましくない」との考えから、『ふたり』のような微笑み程度になっています。
 
 それでも多くの方の感想に表情の豊かさが挙げられているのは、作者がほんのわずかな表情や身体の動きに、内面的なものを追求しているからなのではないでしょうか

 

震度5の地震でも軽い人形が倒れないそうです。力学的に完成された人形は、私の目には極めてバランスよく自然にうつるのです。私の大好きな美術館の1つです。

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