地域医療に思うこと
22年前に歯科医院を開業した時は、人口が12,000人だった町も少子高齢化で1万人やっとの人口になってしまった。
いま町立病院がある意味で危機的状況だ。それはこの1年間で3人の医師が辞めたことによる。地域で医療に携わる1人として、悲しい出来事だ。医療に従事するものなら自分の力でもっと多くの人が救えるとか、もっと役に立つ場があるという想いから地域を去ってほしい。それを、長年院長をしていたものまで後継者も見つけずに他の医院に移ってしまった。20年以上も「私が辞めたら困るでしょう」という脅しで地位と権力をほしいままにし、ずさんな医療をし、後継者を潰し、患者を・・・・
20年以上辞任を止めてきた町の町長さんたち。今回の決断には拍手を送る。
しかし、病気は待ってはくれない。1日も早い地域医療の再建を望む